音楽。日常。ビール。2

好きな音楽や興味関心のあることについてだけ。

7/9(木)syrup16g tour 2015 "kranke"@NHKホール

ライブの1,2か月ほど前に発売された新作krankeが何とも言えないものであったために期待より不安が圧倒的に大きいまま迎えたツアーファイナル。

去年観たときのとてつもない歓びは味わえず、何とも言えない気持ちのままライブを観終えてしまった。不完全燃焼。何がいいとか悪いとかよくわからないけど、単純に新しい楽曲をライブで聴いてもかっこいいとも好きだとも思えなかったことが原因だと思う。

最新作を好きになれないだけならまだしも次の作品への期待を高めることもできなくなったらそれはもうその時点でファンとは言えないのかなーなんて考えたり。昔の曲はかっこいいのにねなんて口に出したくない。

好きな曲たちをこうして自分の耳で三人の空気まで感じながら聴けることは純粋に嬉しいんだけど、少し罪悪感みたいなものがある。待ち望んでの再結成、再びのツアーだったのにな。

微妙な感想になってしまった。

 

●セットリスト●

01 冷たい掌

02 生きているよりマシさ

03 To be honor

04 HELPLESS

05 Stop brain

06 My Song

07 明日を落としても

08 正常

09 負け犬

10 吐く血

11 Share the light

12 天才

13 真空

14 パープルムカデ

15 神のカルマ

16 Thank you

EN1

01 vampire's store

02 落堕

EN2

01 coup d'Etat

02 空をなくす

03 Reborn

 

7/4(土)cero"Obscure Ride"release tour@名古屋ダイヤモンドホール

どうしても東京ファイナルに行けそうになかったため無理して名古屋へひとっとび。

ダイヤモンドホールはフジファブリックで何年か前に来て、その後Re:mixでもう一度来て以来かな。横長だし立地も悪くないしけっこう好きな場所。

ソールドしたんだよね、たしか。名古屋でこの会場でソールドって相当なものだと思う。名古屋のお客さんって厳しいから。単純にceroすごいじゃん!と称えたい気持ちがまずあった。開演前からたくさんのお客さんがいることにそわそわ。ココ、名古屋だよね?って。

ライブはC.E.R.Oスタート。これかなり定着してきてる、、?

どの曲がよかったとかうまく書けないんだけど、全体を通して筋が通っているというか、新譜+よく演奏する曲たちで、すべてのアルバムからセットが構成されているんだけど、アレンジがちゃんと「2015年の現在のcero」になっている気がして、違和感のない自然な2時間弱のひとつのステージだった。

初めて聴けたナルコ~が特に嬉しかった。あらぴ、なんて曲を作るんだ。

大停電の夜にあたりからの終わりに向かう流れがとても良かった。

巧い具合にクールダウンさせられてくようで、何とも言えぬ心地よさ。

 

アンコールは選曲がもうナイスすぎて。特別好きな曲しかないという。

ダブルアンコールがこれまた初披露の特典CDR限定曲で、今回の公演からチャレンジしてみたそうな。

CDで聴いたほどディープあたまがぼんやりしていく独特の湿り気のある空気は感じられなかったものの、これから時間をかけてライブで熟成されていくのがとても楽しみ。

 

●セットリスト●

01 C.E.R.O

02 マイ・ロスト・シティー

03 Summer Soul

04 ticktack

05 Elephant Ghost

06 exotic penguin night

07 マウンテン・マウンテン

08 DRIFTIN'

09 Orphans

10 Roji

11 夜去

12 大停電の夜に

13 Contemporary Tokyo Cruise

14 Narcolepsy Driver

15 Wayang Park Banquet

16 Yellow Magus

17 FALLIN'

EN1

01 さん!

02 あとがきにかえて

EN2

01  街の報せ

 

なんとなくceroは野外や東京という場所で観たいバンドだけど、違った土地で観るのもまた新鮮でいいなと思った。どんどん変化していくceroというバンドも曲たちも頼もしいな。

7/2(木)LOVE LIKE ROCK vol.7@Zepp Tokyo

今まで一度も自力で当てたことのないLLRのチケット。

今回はやたらと東京公演が多く、しかも平日公演もあったためあっさり当選。しかも念願の二階席♬

いつもなら生粋のaikoファンに譲るところだけど、せっかくなのでaikoのライブを知らない人を連れて行きました。東京のスタンディングじゃあまりに辛すぎるから。

 

けっこう後方の座席だったものの、センター寄りでものすごい観やすさ。LLRでこんなことって今までなかったから感動が大きい。。

 

セットリストはもうひとつのパターンが実は聴きたかったのだけれど、それでもとても満足のいく特別な曲が幾つも詰まったもので嬉しかった。

陽と陰→すべての夜→ボブの流れはなんなのかね、、胸いっぱい。

シャッターは何度も聴いてるけど初めてライブに行けたときを思い出すし、ジェットは相変わらずテンション上がりっぱなしになるし、ドライヤーはここでやるかwと思いながらもかなりぐっとくるし、恋愛ジャンキーはこれぞLLRだよなとしみじみしながらも気持ちよく帰り道を歩けるし。

そしてちらちらと挟み込むボーイフレンドや花火に同行者が喜んで、初めてながらも腕を上げて楽しんでいる姿にじーんとした。誘って良かったと確信できるのはaikoだからなのですよ。国民的ミュージシャンの尊さですよ。

ひとつ前の公演で?お尻を強打したらしくいつものごとくステージから花道から縦横無尽に駆け回るアクティブaikoを同行者にこれでもかと見せつけることができなかったことは痛恨の極みだけど、体調は気を付けてもらわないとね。若者とは言いがたい年齢だし。

楽しそうにしてるaikoを観ることが年に数回でも数年に一度でもずっとできてるのは本当にありがたい。変わっていく部分にさみしく感じることもあるけどガツガツとライブを重ねてずっと元気に歌っていてほしいな。

 

●セットリスト●

01 MILK

02 エナジー

03 ボーイフレンド

04 陽と陰

05 すべての夜

06 ボブ

07 白い道

08 透明ドロップ

09 雨は止む

10 スター

11 シャッター

12 ぬけがら

13 夢見る隙間

14 あたしの向こう

15 運命

16 ジェット

17 花火

EN

01 ドライヤー

02 未来を拾いに

03 恋愛ジャンキー

6/13(土)まじ娘@キネマ倶楽部

まじ娘ちゃんの記念すべき初・ワンマンライブ。

ストレイテナーのホリエさんがゲストで出演するということで、ホリエさん提供曲とそれに乗っかるまじ娘ちゃんの歌声に惹かれ、好奇心からチケットを探したんだけど、ちゃんと新しいアルバムの曲を聴いてみたところどんどんまじ娘ちゃんのことが気になって、かなり楽しみにしていたライブ。

 

意外にもキネマ倶楽部に来たのは初めてだったのだけど、立地はさておき雰囲気のある素敵な会場。二階へのらせん階段(だったような、、?)に味がある。

ステージはそこそこ高めで横長のため後ろにいてもわりと見やすい。

 

記憶が曖昧な部分もあるのだけど、ギター二人に鍵盤、ベース、ドラム、ボーカルまじ娘ちゃんの6人編成だったかな。ドラムがLITEの山本さんでベースが元woodered chiarieのゆたちんこと小野寺さん。VJは全編通してなかったかと(おぼろげ)。

 

最初はブルー系の民族風なアジアンテイスト衣装で出てきたまじ娘ちゃん。タイパンツっぽいボトムだったはず。

どの曲だか忘れたけど(ごめんなさい)横顔をこちらに見せながら歌う姿がとても美しかった。曲によって静かに歌ったり激しく歌ったり、目まぐるしく雰囲気が変わるので目が離せない。

アストロノーツのアウトロを何分も引っ張って、まじ娘ちゃんだけ一度引っ込んで衣装チェンジ。ベージュ系のワンピースだったかな。雰囲気がまたがらっと変わって少しメルヘンな感じ。

羊水の記憶を歌ったらコラボタイム。

みきとさんと一緒にまずは福寿草。一緒にライブを観た方から話には聴いていたけども、ごく普通のそのへんいいるおじ、、お兄さんでびっくり。

世田谷ナイトサファリはトリプルギターでめちゃくちゃアガる。盛り上がりがすごかった。まじ娘ちゃんの煽り気味な身振り手振り、歌い方、かっこいいなー。

アマデウスはみきとさんとホリエさんのダブルコラボ。彗星のパレードはホリエさんのギター入り(コーラスはなかた気がする)。

改めて、アマデウスを歌ったのがまじ娘ちゃんで良かったなと思った。歌のうまいボーカリストは数多くいるだろうけど、曲の魅力を存分に引き出してくれて、やっぱりホリエさんが歌ったとしたらこういう雰囲気を出すのだろうなと私の考えるところに行き着いてる気がして。

彗星のパレードはその後ネット上にも上がっていないしどんな曲かぼんやりとしか覚えていないけど、夜っぽくて涼しげな曲だった印象だけは残っている。寒い時期にリリースが決まって嬉しいな。

 

それから切なさ満点の曲たちをまたアツく歌ってくれて、アンコールにも応えてくれて終了。本編終わりの心做しの鬼気迫る歌は身じろぎすることも許されないようで、胸が苦しくなって涙がボロボロ止まらなくなった。本当にいい歌い方をする人だな。

 

●セットリスト●

01 end

02 ペテン師が笑う頃に

03 グロウフライ

04 アイロニー

05 独りんぼエンヴィー

06 近未来脳科学者

07 アストロノーツ

08 さよならミッドナイト

09 羊水の記憶

10 福寿草 w)みきとP

11 世田谷ナイトサファリ w)みきとP

12 アマデウス w)みきとP,ホリエアツシ

13 彗星のパレード w)ホリエアツシ

14 回らないトゥーシューズ

15 ローレライ

16 心做し

EN

01 September

02 ラストトレイン

 

私は歌い手という文化もボーカロイドという文化もいまいちよく知らなくて、わかろうという努力もしていないんだけど、どの畑であっても素晴らしいものはちゃんとあって、それに気づけるかどうかなんだろうな。

まじ娘ちゃんの歌声・歌い方はパワーがみなぎっていてもちろん魅力的なのだけど、彼女の作る曲もなかなか引っ掛かるところがあるので、もっと追ってみたい。もっと多くの人に伝わるチャンスが巡ってくるよう願ってます。

 

6/7(日)tour geeks 2015@赤坂ブリッツ(ストレイテナー)

モーサム百々さん、時雨の345ちゃん、ラルクyukihiro氏によるスリーピースバンド、geek sleep sheepのコンセプトツアー?東京公演。テーマは90'sUK

直前まで行くか悩んだけれどやっぱり行ってしまった。

最初はテナーさんの演奏。ワンマンツアー後初めて観るライブだったのもあり曲数に物足りなさを感じたけれど、数えてみたら意外とやってるじゃん…。

ワールドレコード始まりで初っ端からアゲていき、3曲目に羊の群れは~。この日なら演奏するんだろうなと思ってた。

百々さんを交えてのキラチュンは百々さんのガツンとくるギターとセクシーな歌声のおかげで普段のテナーには見られない色気漂う妖しい曲となっていた。こういうアプローチ素敵だな。

そしてテナー的90'sUK曲はスピリチュアアライズドのエレクトリシティ。既にカバー済みの曲だけどライブで聴けたことはほとんどなかったからかなり嬉しかった。今のテナーならこういうカバーしちゃうかなーって思うくらい若々しいカバーだと今聴くと思っちゃう。

ワンマンツアーの余韻を感じさせるThe Place~や冬の太陽もあって、個人的にはとても楽しめた。

 

●セットリスト●

01 The World Record

02 Super Magical Illusion

03 羊の群れは丘を登る

04 シンデレラソング

05 KILLER TUNE w)百々さん

06 Electricity(Spiritualized)

07 シンクロ

08 彩雲

09 ThePlace Has No Name

10 冬の太陽

11 Melodic Storm

お次はもちろんギークの演奏。まったく曲を知らない状態で観に行ったんだけど、シューゲだけではなく激しめのロックな曲もあるのだとびっくり。

VJを使いつつ、カバーを挟みつつ、おもしろかった。

ドラムのユキヒロさんが本当にキレイなドラムを叩いていて御見それした。ドラマーってみなさん個性があるけど美しいドラムは好みに関係なく心惹かれるよね。

私はギークならシューゲ寄りの曲が好きだなと感じた。みよこちゃんの声をこういう曲に使うのずるい。素敵。

セットリストは以下のとおりの模様。

●セットリスト●

01 feedback

02 planet ghost

03 lost song

04 Candy,I love you

05 Addicted

06 Wide Open Space(Mansun) w)ホリエアツシ

07 Horror Head(Curve)

08 night cruising

09 Strange Circus

10 Kaleidoscope

11 Kakurenbo

EN

01 MOTORCYCLE

02 hitsuji

 

この日は5年ほどご無沙汰していたライブ仲間のお姉さんと再会してものすごく驚いたとともに嬉しくなった。

またね、がどこかで実現するのは偶然でもいいな。

6/6(土)GRAPVINE@豊洲PIT

ひと月前に横浜で同ツアーを観たらあまりにもライブが楽しくて、直前にチケットを譲っていただいて行ってきた。バインのツアーファイナル。

横浜公演とセットリストに異なる部分がけっこうあり、さらに脂ののった演奏を観れて大満足。

数年前のアルバムに収録されているシルバラードの破壊力。あんなにいい曲だったか。感動した。。確実に今の演奏のほうが私にはぐっときてるよ。

アンコールラストのB.D.Sもこれまた良かった。バンドの状態がいいんだろうなーって思わせてくれる居心地のよい演奏。バインの音の持つ絶妙な余白も好きだな。

 

それから、PITは音の悪さに私が敬遠している会場なのだけど、この日の音響はさすがでした。

PAさんの力量が発揮されるものなのかね(4月のテナーはライブの良さはさておき酷い音響だったよ)。

 

年に数回観るか観ないかのバインさんですが、コンスタントに素敵なライブをやってくれるので、ツアーはなるべくちゃんと観ておきたいな。

新しいアルバムの曲への愛着も増すし。忘れかけてた(アルバムだいぶ出してるから、、)曲を思い出して「これこれー!」とニヤニヤもできるし。

 

●セットリスト●

01 IPA

02 Empty Song

03 SOUL FOUNDATION

04 Tinydogs

05 スラップスティック

06 アルファビル

07 MAWATA

08 1977

09 流転

10 Big tree song

11 Darlin' from hell

12 片側一車線の夢

13 死番虫

14 Weight

15 Silverado

16 KOL

17 疾走

18 Esq.

19 覚醒

20 サクリファイス

21 吹曝しのシェヴィ

EN

01 NOS

02 羽根

03 アンチ・ハレルヤ

04 B.D.S

5/24(日)APOGEE / 80kidz@渋谷ラママ

年に数回しかライブをやらないAPOGEEがライブをやるってんだから友人にチケットを取ってもらったら、とても良い場所で両バンドとも楽しむことができて、もう、しあわせすぎた…。

最初がAPOGEEでした。ちょっとばっかり意外。

内垣さんのベースを超至近距離で拝むことができてこの上ない眼福の時間。ありがたや…。

この日のセットリストは前回のセットリストともけっこう近いもので、ほとんどが一番新しいアルバムの曲、そしてシングルの曲。

APOGEEは魅力的な曲が数えきれないほどあって、聴きたい曲なんて挙げだしたらそんなのキリがなくなってしまうんです。

で、古い曲にも最高に躍らせてくれる曲は幾つもあって、定番とも言えるそういった曲をちょいちょい挟むことだってツーマンだしできたと思うんです。

それでもそういうことをせず、9割方新しめの曲でセットを組んで盛り上げたことはとても意味のあることだと思ったのです。。。

すごくいいライブだったよ。ずっといい曲を生み出しているんだなとひしひしと感じたし、数少ないライブの中で、自分たちのやりたいことをやってるんだろうなという気がして頼もしくなっちゃった。

個人的には、至近距離で永野さんの歌を聴くことのできた大好きなGraymanで死にかけました。いつまでもずっとずっと心に留めておきたい大切な曲。演奏してくれて本当にありがとう。

 

二番手に演奏した80kidz。実は何年も前に、彼らの音にどっぷりな時期があって、ひたすらアルバムをヘビロテしてたこともあった。

ただライブは一度も観たことがなく、メンバーの顔すら知らず(ほぼ公開されていないということも一因ではある)、そんな状態での初めての80。

私が聴かなくなってからギターをけっこう使う曲も作り出したのか、なかなかアリ君がギターをがしゃがしゃやってる姿も見られてびっくり。

それでもメロディのキレイで印象的なリフ?の曲はあって少しほっとした。

ただ、何年も聴いていなかったのに知ってる曲だらけのセットリストに正直戸惑った部分も。リリースは続いていたのだろうし、ライブは決まった曲だけしかやらないとかそんなのがあるのかなと。

好きな曲を直に聴けるという喜びはもちろんあったし、その時はテンションぶちあがって踊りまくったしかっこよくてやっぱり80はいいじゃんかー!と思えたんだけどね。

ちゃんと最近の曲も聴いてみたいな。

 

思うところはあったけれど、ダンスロックのこの二組の対バン、本当に嬉しかった。

ブッキングをした方には感謝しかないな…。