音楽。日常。ビール。2

好きな音楽や興味関心のあることについてだけ。

5/23(土)NRQ / 片想い@御谷湯

台東区にある温泉『御谷湯(みこくゆ)』。こちらがリニューアルするということで、こちらの店員さんである片想いというバンドのボーカル三味線のシンさん企画ということになるのかな、、?

まだお湯の張られていない浴槽でDJを聴いてみたり、バンドの演奏を聴いてみたり、脱衣所でお酒を買ってみたり、、という、実にフリーダムなイベント。

私は都合により遅れての参加となり、NRQとあだち麗三郎さんの二つのライブはお目にかかれず。

着いてすぐに1Fで始まった伴瀬朝彦さんの弾き語りから観始めた。

ギター片手にいつも以上にラフな格好で現れる伴瀬さん。

よくライブで演奏する曲をバランスよくやっていました。

いつもより明るめというか、暗め(というと語弊があるね)な曲は控えめだったかと。

途中であだちさんがティンパニ(ただの木琴?)を叩いてみたり、NRQのベース服部氏が加わってみたり。

普段聴けないような味わいもあって実に良かった◎

どんな編成でもどんな環境でもしっくりくるものを見せてくれるから伴瀬さんは観ていて嬉しくなる。

 

伴瀬さん弾き語りの後は4階?で片想いのお待ちかねのライブ!

昨年12月に高円寺で行われたライブ以降たしかお休みしていたんだよね…。

場所が温泉ということで、開放感はないし観ていた場所もよろしくなくていい音で聴くことはできなかったんだけど、それでも久々の片想いが見れたことは素直に喜べた。

ライブ中にペインティングを終えられた(午前中もずっと温泉の富士山の画を描いてらしたはず)絵師の丸山さんの笑顔が素敵すぎて思わずホロッといきそうになった。日本に三人しかいないそうですよ、銭湯絵師さんというのは。ずっとペインティングを見ることができたわけではないけれど、画が完成したときの拍手にニコニコする丸山さんが本当にいい顔をされてたんだよね。職人さんってやっぱかっこいいな。私にはうまいこと何も言えないけど。。

 

片想いのセットリストは順不同でこんな感じ。人の感想から拾ってきたけど多分そんな感じだったと思います。

●セットリスト●

グッドエネルギーシンキングタイム

DAILY DISCO

いとしいな

レクリエーションソング

踊る理由

山の方から来てくれればいいのに

踊れ!洗濯機

管によせて

 

管によせてはNRQの面々も混ざって(皆が演奏してるわけではなくwステージでコーラスを辛うじてやってらっしゃる方も)の大編成で。お楽しみタイムですね。

個人的に大好きないとしいなを久々に聴けてすごく嬉しかった。

単純明快な日本語のこの歌詞が私にはとてもいとしく思えます。

 

短時間しかいられなかったけれど、(空の)湯船に入れるし(お湯のない)露天風呂に入れるし、温泉に浸かりながらスカイツリーは見れるし、とてもいい時間だった。

こんな場所で?!というシチュエーションでのライブ、何度行っても楽しいから、これからもどんどん、いろんな方にやってほしい。

5/18(月)LIVE FOR NIPPON vol.48@下北沢風知空知

タイジさんが311後から継続して行っているLIVE FOR NIPPONにホリエさんがゲストで出演するとのことで、仕事後必死こいて電話かけてなんとか参加することができた。

椅子に座りながらゆっくりとお二人の弾き語りを聴けるというのは贅沢すぎた。

実は、初回か2回目かのタイジさんの弾き語りは当時UST配信を暗い部屋の中でじっと聴いていた記憶があります。いろいろと重なって外にライブにほとんど行くこともなく、部屋でばかり音楽を聴いていたな。

 

タイジ弾き語りというのは生で観たことはなかったけれど、シアターブルックはほんの少しかじってるので知ってる曲もあった。というか、ホリエさんが好きなシアターブルックは私のそれと間違いなく被ってる。

タイジのギターの音はかっちょいいんだよね。観てるとニヤニヤしちゃう。

間近で観るタイジは足がすごく細くて少しびっくりした…。

ホリエさんのギターの音も好きだけど、お二人は全然違うから、どちらも個が際立って面白かった。

ホリエさんのセットリストはこちら。順不同。探して見つからなかったので自分の記憶頼みです。

●セットリスト●

冬の太陽

Farewell Dear Deadman

彩雲

とんぼ(長渕剛)※物真似w

金星(ELLEGARDEN

心臓の目覚める時(THEATRE BROOK)※タイジとコラボでほとんどコーラス+ギター

No

 

エルレカバーは原曲の良さももちろんあってあんな風にステキに聞こえるのだろうな。

冬の太陽は再三叫んでるけど、あのサビでのウォーウォーは何度聴いてもたまらないよ。ホリエさんの声はだめだなーツボを突かれて涙がぴょこっと飛び出そうになるの困る。

とんぼの物真似は掠れ声をうまく出していて面白かった!笑確かNoを歌った前後にあれを挟んだんだよね。ライブの雰囲気を壊さずに伝えたいことはちゃんと伝えるという、ホリエ氏の能力の高さをほめたいですね。

それだけ想いを込めているのだからこっちもそれをちゃんと受け止められたら嬉しいな。

 

ホリエ氏の歌は次いつ聴けるか定かでないけどシアターはエゾにも来てくれるし夏がまた楽しみ。

 

5/17(日)伴瀬朝彦@神保町試聴覚室

伴瀬さんの久々のワンマン。

と言っても今年初めにやってくれたけど行かれなかったもんで。

半年以上間を空けてのワンマン。ありがたや。

ソロワンマンということで、ギターを持ち替え、ピアノを弾き、ゆったりと二部制で2時間強の演奏だったかな?

セットリストをあまり思い出せないのだけど、私の知らない(CDを買っていなかった)曲も演奏してくれてニヤッと。

この曲アレンジ変わった、、?と思った曲があったはずだけどどの曲だか忘れてしまった。カリハラというアルバムの曲だと思う。。

この日は特にピアノの音が心地よくて、少し眠りそうになった。

伴瀬さんのライブの時の、お客さんの真剣に聴いてる感じ自体も居心地がいいんだよなー。

今度はまたバンド編成かビオパタとのコラボを観れる日を願ってる。

その前にようやく手元に迎えられたCDたちをじっくり聴き込まないといけないな。

 

5/6(水・祝)cero@六本木ヒルズアリーナ

バインの横浜ライブの少し前にこちらも観に行っていたのだった…。

フリーライブでオーガナイザーが蔦屋好位置さんだったはず。

 六本木でライブという不思議な光景。

どんな感じだろうかと少しびびりながら観に行ったんだけど、所狭しと集まるceroのことを知らないであろうひとたちを目にすると嬉しくて自然と口元が緩んでしまうね。

気に入ってもらえるといいなと願いながら、ステージスタート。

編成はよくある8人編成だったかな。

セットリストは躍らせる気満々な曲ばかりでした。

新譜の曲中心ではなく、それぞれのアルバムから万遍なく、キラーチューンを幾つもぶっ混んでくるという強気がうかがえた。

プレモルを飲みながらお客さんで溢れるceroのライブを観るのはフリーとはいえ嬉しくて、ちょっと泣きそうになったりした。過密スケジュールの中このライブをやってくれたこと自体がありがたかった。

 

●セットリスト●

01 21世紀の日照りの都に雨が降る

02 マウンテン・マウンテン

03 Summer Soul

04 さん!

05 Orphans

06 CTC

07 Yellow Magus

5/6(水・祝)GRAPEVINE@横浜ベイホール

何年振りかもわからない、なかなか久しぶりのバインさんのワンマンを観に行ってきた。

初めてベイホールへは行ったのだけど、あんな不便な場所にあるのね。。

あまり積極的には行きたくならない立地だなと思ってしまった。

 

ライブは意外と?MC多めでびっくりした。バインってこんなバンドだったっけ?

やたら野次っぽいMCで笑えることが多かったけど、今こんな感じなんだなー。

 

PA後方のだいぶフロアの後ろから観たのでメンバーの表情や演奏する姿はぼんやりとしか見えず。

それでも音が気持ち良くて音に酔わされた。

今回は新しいアルバムを買わず聴かずの参加になってしまったものの、それが逆に良かったかもと思った。というのも、聴いたことのない曲たちの感触がすごく良くて。

古めの曲もバランスよく挟んでくれてはいることも一因ではあるのだけど、「次は次は?」とそんな前向きな気持ちで2時間弱(だよね?)を過ごせたから。

 

シウマイ野郎ライブでのセットリストはこちらの模様。

なつかシングル少な目だけどポートレートにソウル~にサンダウン~とびっくりさせるセットリストだった。

だって、嬉しいし!もちろん他にも聴けて嬉しい曲はたくさんあったし新しい曲たちが美メロ多くてそこがまた良かったのは本当だけど。

●セットリスト●

01 IPA

02 KOL

03 Empty song

04 SOL FOUNDATION

05 ポートレート

06 スラップスティック

07 アルファビル

08 MAWATA

09 流転

10 1977

11 Big tree song

12 Darlin' from hell

13 死番虫

14 Weight

15 吹曝しのシェヴィ

16 Esq.

17 覚醒

18 疾走

19 silverado

20 サクリファイス

En

01  会いに行く

02 Sundown and hightide

03 ジュブナイル

 

ライブ後にアルバムを買ってから、さらにバイン熱が上がってツアーファイナル行きをどうにかできないものかと悩むのでした。単純にいいライブを見せつけられると無理したくなる。バインのみなさん好き~。

4/28(火)米津玄師 2015 TOUR 花ゆり落ちる@渋谷O-EAST

米津君の初めての全国ツアーである花ゆり落ちるのツアーファイナル。

1月からひたすらチケットを探して探して探して、なんとか無事にこの目でこの日を見届けることができました。ご縁には本当に有難さを感じるね。

 

この日はメディア関係者が多かったからなのか、2階席の一般開放はなくて、1階フロアに満員の人が入ってた。私は段差で観ることができた~。ラッキー。

 

緊張しながらそこで待つ時間が長すぎてもうね。

近くにはライブ経験自体初めてのような会話をしてる女子高生たちがいて微笑ましかった。彼女たちにとっての初めてが米津君だなんて、うらやましいな。

 

1曲目の「ドーナツホール」でのサイケデリックなVJ、あれいいよね。

終盤でのTシャツをスクリーンに見立てた演出は歓声が上がってた。

 

「パンダヒーロー」と「ゴーゴー幽霊船」はVJがなかったかのように以前書いてしまったけど、ちゃんとありました…。

どちらも盛り上がりが凄まじかった。

 

「沙上の夢喰い少女」は、あのぐっとくるアカペラ部分をちゃんと歌えていたよ。

声がひどく裏返るようなことはなくて、より力強く歌えていて、ドキドキした。

「トイ・パトリオット」は前にも書いたかもしれないけれど、バンドでの演奏が本当にいい◎リズム隊の良さの際立つ曲だと思う。

 

「恋と秒熱」→「vivi」の流れは至高で、ライブで聴けば聴くほど「恋と秒熱」はその曲の良さが伝わってきてるような気がしてる。以前はそんなに好きじゃなかったのに、なんだろうね。ライブでの「恋と秒熱」はたまりません。

アウトロに「おーおー」(←なんだか格好悪いな笑)とコーラスを自分で乗っける米津君。そういうちょっとしたことを嬉しく思うよ。

 

「駄菓子屋商売」ではイントロ部分にシャウトを加えていてこちらもめちゃくちゃアガるよね。何をやっても滑らないなこの人は。笑

歌うときもステージを練り歩き、煽る煽る。

およそ1年前には考えられなかったことだから、泣きそうにだってなるよもうー!

 

「メランコリーキッチン」はMCで食べ物の歌であると一言加えてからスタート。

これも盛り上がりがすごいんだけど、この曲だったかな?サビ前のギターの素敵なところで米津君以外の3人が向かい合っていたような(うろ覚え)。

とにかくそういう場面があってなんかいいなーと思ったのです。

  

「アイネクライネ」も曲の入り方がナチュラルで素晴らしい。出だしの『わたし』という言葉だけでわっと歓声のあがる会場のあたたかさにまた泣いた。

この人の歌を待っていたということのよくわかる雰囲気がそこにあって、ただのファンの私にですらそれは痛いくらい伝わってくるんだもの。

声の出方も悪くなかったし今までで一番ぐっとくる「アイネクライネ」だった。

 

「花に嵐」は花が風に吹き飛ばされてぐるぐると回り飛んでいくようなVJ(正確にはVJとは言わないのかも。藍色系の暗い照明)。3度目にしてようやくちゃんと確認できたけど、曲にちゃんとかけてるんだなと。

大好きで仕方のないこの曲はツアーを通して相当良くなった曲じゃないかなと思う。当初はギターの物足りなさを嘆いたけれど、ツインギターでもいいのかもしれないと、なんとなくそんな風に思えてきたところ。

ドラムイントロなところが痺れるね。そこにベースが乗っかって、ギター、歌、と混ざってく部分、ロックバンドらしくてたまらないよ。そしてライブだからこそできる曲の魅せ方がどんどん増えてくことの喜び。。

これでしばらく聴けなくなるのかと思うと悲しすぎて忘れないようにと真剣に眺めてたんだけど、この曲は定番にしてほしいなと一周回って思い始めてる。どうですかね。

 

ラストの「Flowerwall」はVJがよくわからないなーと、前回まで思っていたんだけど、暗めの背景(濃紺?)の中、蛍の光みたいなキレイなオレンジ色がふわふわっと上へ飛んでいくという映像だとようやく気付けた。

これが本当に美しくてね。腕を左右に振るノリはあんまり好きじゃないのにそれも悪くないなと思いそうになるくらい、会場にしあわせな空気があってなんか良いなと思った。

後にどなたかの呟きでVJについては『願いを込めた気球を飛ばすコムローイ祭りと重なる』との旨を読んで、そちらの解釈が気に入った。ので、気になる方にはタイのコムローイ祭についてググってみてほしいです。

(ちなみにFlowerwallの謎MVは個人的に曲の良さを増幅させているようには思えず非常に勿体ないと感じてるので、このライブでのVJ ver.を別にネットに上げてほしいと本気で願っている。)

 

アンコールで出てきて1曲目の「懺悔の街」はサビ前の堀ドラムが気持ち良かった。

この曲の後のMCで あと2曲で終わるということを米津君が話して、誰かが「最初からもう一度やって!」みたいな野次を飛ばして大きな拍手が鳴り響いたんだけど、その時の米津君の驚いたような表情が最高にぐっときた。

すぐに「やるわけないでしょw」と一蹴したものの、あの言葉は本気もあったんじゃないかと思うし(私だって最初からもう一度聴きたいくらい帰りがたくて!)絶対ご本人も嬉しかっただろうなと。

 

このMCを経ての「WOODEN DOLL」と「ワンダーランドと羊の歌」、特にワンダーランドは曲の聞こえ方も特別に思えるよね。。

名刺代わりの花ゆり落ちるツアー、本当に面白くてひとつひとつ忘れられないものになりました。間違いなく米津君も米津バンドも成長しただろうしね。

楽しそうに演奏してくれて、演奏や歌がそれに追いついてきたらもう最高だよね。

その過程を見せてもらえるというのが嬉しいし、どんどん駆けていく姿が頼もしくてたまらない。

新曲も聴きたいしツアーもやってほしいけど、太く長く続けられるように願い、待つ楽しさも忘れないようにしないといけないな。

まずは夏フェスでまた一皮むける米津君に期待しましょ。

みんなが米津君の曲にギターにわーきゃーやってるのを、後ろからステージと共に眺めて飲むビールもきっと悪くないですよ。

 

 

 

 

 

 

4/27(月)米津玄師 2015 TOUR 花ゆり落ちる@渋谷O-EAST

ファイナルのほうが強烈に印象に残っているのでそちらを多めに書くゆえ、こちらは控えめに、、。

 

米津君の東京初日、びっくりするくらい仙台公演からの成長が見られてそれだけでもう嬉しすぎた。

米津君が煽るんだもの。え?こういうこともできちゃうんだって。笑 もっとクールにやり切りたいのかと思ってたので少しびっくり。でも、あのすらっとした大きな手足を使ってそんなんされたら、そりゃあ様になりますって。

 

歌詞が飛ぶのは相変わらずだったけれど、勢いが俄然あったし、勢いに任せすぎてるわけでもなく、演奏はバンドとしてまとまりのあるものになってきていたし、感動しちゃった。

 

この日は二階での鑑賞もOKが出たため機材後方で熱風?に耐えながら観たんだけど、ステージの4人ともがじっくり見られてすごくいい景色が見られた。

米津君以外の3人はアイコンタクトも多くてすごく支えてる感じがあって良いなと。

仙台公演の時には気付けなかったんだけど、『花に嵐』のときのサビギター、ぴろぴろって!中島君のライトハンド!!!

技術的に難しいことではないのだろうけど、画的にライトハンドは良いなと思うのよね。他の曲じゃ見れないので釘づけでしたよ。

それから、中島君はアンコールの『懺悔の街』の時だったかな?コーラスを一生懸命歌ってる姿が微笑ましかった。笑

中島君にもっと余裕が生まれたらさらに米津バンドは観る側として楽しめるかなーなんて。

 

セットリストは仙台から変動なしだったけれど、見違えるようなライブだったので楽しめた。ひとつひとつの曲の完成度が上がっていくところを自分で体感できるのはしあわせなことだね。