音楽。日常。ビール。2

好きな音楽や興味関心のあることについてだけ。

1/24(日)ストレイテナー@ビルボードライブ東京

運よくチケットが当たったのでテナー初のビルボードライブ(ただしお呼ばれではない)へ行ってきた。私が参加したのは2ステージのうち1st STAGEで16時半開演の公演。

ちなみに1/3の確率で当選したよ。CD先行にもかかわらず倍率高し。

 

元々『Special Talk&Accoustic LIVE』と銘打っていたためライブにはあまり期待できないのかなと心配しながらいたんだけど、心配無用な良いステージ見せてもらえた。

MCが想像していたほど長くなかった。笑

まあ、失言は少しありましたけど。。

 

登場するときのBGMがコミカルなもので、照明もちょけた感じで、登場時からクスッとした。OJ以外は黒系のジャケットを羽織っているんだけど、ビシッとキメてなくてややカジュアル(そういうのも分かるけど、やっぱりスーツでカッチリしたもっとよそ行きなてなさんでも良かったかなって)。

ステージにはベルベットのようなカーペットがふたつほど敷かれていて(この会場だとそれがデフォなのかな?お洒落。)、後方には幕が下がっていて外の景色は確認できない状態。

 

数年前のアコースティックツアーに参加できなかった私には何を演奏されても嬉しくてたまらない至福の時間だった。

YOU and Iのアコースティックアレンジ良かったなあ。ハモリが好き。

アコースティックの時にしか演奏しないというPhantasienは聴けたし、CLONEのアレンジ…!美しかった。こういうちょっと【動】寄りの曲をアコースティックにするとホリエさんのお声の良さが際立つなって。

 

どの曲もドキッとするポイントがあったんだけど、今回特に良かった(というかそこばかりが印象に残ってしまってる)のはDAY TO DAY以降。

この曲のリリースがあっての今回のビルボードライブだったので当たり前っちゃ当たり前なんだけど、この曲の演奏が素晴らしくて。

DAY TO DAYのイントロが鳴り出したら、後方の幕が左右にすっと引かれて六本木の夜景が目の前に飛び込んできて。

サビの部分の時には満月(ちょうどこの日が満月の日だった!)がビルとビルの間からチラッと現れて。幻想的で夢かと思った。

激しめでちょっとごちゃっとした曲なんだけど、アコースティックで聴くとシンプルにまとまっていて良かった。

 

その次の彩雲の時にはばっちり満月が見えて、何か映画でも観てるような感覚になった。弾き語りで聴くことはあっても四人でのアレンジは聴けたことがなかったから、嬉しかった。ひなっちのベースが優しくて泣けてくる。

 

アンコールで演奏したLightningは今まで聴いたことのないまた凝ったアレンジで、固唾を飲んで見守ってしまった。元々【静】の側の曲なのでじっくり聴ける曲だと思ってはいたんだけど、イントロからサビに入るまでのがっつりの【静】の部分がとても綺麗で、サビもとりわけ激しいわけではないのに【静】とその向こう側にある【動】とどちらともよく伝わってきてグッときた。よりエレクトロニカっぽくなってたかな。

筆舌しがたい超良アレンジなので早く何らかの形で世に残してほしいよ…。

 

ちなみにLightningは離別の曲(だと私は思ってる)なんだけど、この曲の時には満月が見えなくなってしまったこともひとつの演出のようで鳥肌が立った。照明も最小限だったので、暗闇の中で聴いてるみたいで。終演後に相席した女性と興奮を語り合ってしまったほど。

 

●セットリスト●

01 Farewell Dear Deadman

02 EVERGREEN

03 YOU and I

04 Phantasien

05 Starless Coaster

06 SIX DAY WONDER

07 CLONE

08 No~命の跡に咲いた花~

09 DAY TO DAY

10 彩雲

EN

01 Lightning

 

2nd STAGEも相当素敵な曲目、演奏だったようで。部分的にでもいいからパッケージ化してほしい。

正直ビルビード側から声を掛けてもらうのはちょっと難しいのかなと、彼らの佇まいや雰囲気から思ってしまったけど、どこででも演奏してほしいなと思った。

珍アレンジwもたまにあるけれど、あれこれこねくり回して曲を育ててくれるてなさんが好きだ。