音楽。日常。ビール。2

好きな音楽や興味関心のあることについてだけ。

8/14(金)RSR ROCK FES 2015@EZO①(米津玄師)

一年に一度のお祭りへ今年も行ってきた。今年はライジング初の友人も一緒に。

 

天気はやや曇り。数日前までの雨でぬかるんだエリアも会場では特に見当たらず。

今年も前乗りした甲斐あって、通路すぐそばのエゾシカのテントサイトを無事確保。早々にテントを立て、当日入りの友人とも合流し、一年でいちばん美味しいビールで乾杯。

 

時間に余裕はあるためサニーデイを観ることもできたのだけど、自分にとって念願の米津君のエゾでのステージを今年の個人的トップバッターにしたくてぐっと我慢。

開始時刻の1時間ほど前にはステージであるRAINBOW SHANGRI-LAに到着したにもかかわらず既にたくさんの人がいて、前方にはなかなか行けず。

前回初札幌ライブのチケットがプラチナチケットであったこともあって、道民であっても観れなかった人たちがいっぱいいたんだもんね。気持ちは痛いほどわかる。。こんな時でもなきゃ観れないんだよな。

 

サウンドチェックではWOODEN DOLLをボーカルレスver.で確か少し演奏していたかと。それだけでもかなりフロアは盛り上がる。

 

定刻より1、2分ほど遅れ、いつものSEに乗って4人が登場。米津君が最後に出てくるとものすごい歓声がフロアから聞こえて、それだけで早くも泣きそうになった。

ちなみにステージは屋根のあるハコのような場所だったため、曲によってVJあり(フェスでVJを使ったのはココでだけ?)。

 

初っ端のゴーゴー幽霊船からかなりの盛り上がり、で、ひたちなかと同じセットかとお思いきや!気持ち良いリズムのドラムイントロが聴こえてきてまさかまさかと思ったらしとど晴天大迷惑!

思わず人の隙間に突っ込んじゃったよ。あの時の興奮ったらね!いつぶりだよこの曲(調べたら続・帰りの会で聴いたのが最後で意外とやってた)!!!フェスで聴きたい曲のひとつだったので本当に嬉しかった~。じりじり照りつける太陽のイメージがこの曲にはあるから。ラッキー。

 

そして駄菓子屋商売。ここまではMCなしで突っ走っていたんじゃなかったかな。

ここまでのスピード感がとても良くて、これはいいライブになるなと私はどこか安堵してた。声の調子も悪くなかったし。

MCを挟みつつ、メランコリーキッチンからマトリョシカまでも勢いに乗ってなかなか良かったんじゃないかと。ひたちなかではやらなかったWOODENもやってくれたけど、この曲に関しては高音がやっぱり気になるね。。

そして本人も楽しんでるといいなと思いながら表情をうかがってみるも、ひたちなかの時とちょっと様子が違うかなと感じたり。

 

他のライブ同様ボカロ曲は特に盛り上がるんだけど、ひたちなかのようにそこにいるほぼすべての人たちが米津君を知っているという状況ではなかったからか、初めて彼のステージを観るフェス慣れしたお客さんが多かったからか、フロアでも場所によって温度差が激しかった模様。私の周りも前方ながらも大体の人が腕を挙げず、おとなしく、じっくりと米津君の音に耳を傾けていたように思う。

そんなこともあって焦りが出たのか、はたまた体調があまりよくなかったのか、おそらく今回のステージで多くの人が聴けるのを期待していたであろうアイネクライネは歌詞が出なくなってしまうというアクシデントも。これまでアイネ~で歌詞があんなに飛んだのって見たことない気がする。

そこからうまく切り替えられたならよかったんだけど、そこで心がぽっきり折れてしまったのか、新曲として披露するのが二度目となるアンビリーバーズでも歌詞が飛び、俯いたまま歌う時間が多くを占めていた…(カンペが床に貼ってあったのかな?)。

ひたちなかで披露したフロアタムもちっとも楽しそうには見えず。やっつけというと大変失礼だけど、悔しさを滲ませたままステージに立っているように私には見えた。

 

●セットリスト●

01 ゴーゴー幽霊船

02 しとど晴天大迷惑

03 駄菓子屋商売

04 メランコリーキッチン

05 WOODEN DOLL

06 パンダヒーロー

07 ドーナツホール

08 マトリョシカ

09 アイネクライネ

10 アンビリーバーズ

 

本人も数日後にtwitterで「見苦しいところが多かったと思うけど、またリベンジできるといいなあ。」と呟いていたので、相当思うところはあったんじゃないかと想像する。

 

ライブって会場の規模や天候、来ている人たちの年齢や興味関心の度合によって盛り上がり方が全然違うけど、そのひとつひとつの違いを面白いと思って米津君が楽しんでくれたら嬉しいなと思う。嬉しすぎて腕を挙げられず突っ立ったままになることだってあるし、はじめは「うーん」と思っていてもだんだん心がほぐれて体が揺れることもあるし。

エゾはフェスであるにも関わらず、持ち時間が他フェスよりだいぶ長くて、その分じっくり初見の人にも観てはもらえるけど、勢いだけでは突っ走れない部分もあるんじゃないかと思う。勢いも大切だけど。それだけじゃないよね。ただ、初めての出演にしては大健闘だったと思うし、次につながる大事な時間になったことは間違いないと信じてる。

 

とはいうものの、心からこの日を楽しみに毎日を過ごしてきた私は私で本当に悔しくて仕方なくて、演奏が終わった直後は悲しみのあまり泣けてしまった。それでも、来年また米津君にはエゾに出て、このリベンジを果たしてほしい。今度はもっと大きなステージで!!!かっこよすぎるステージをこれでもかと見せつけて、喜びのあまり泣かせておくれよ。