音楽。日常。ビール。2

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3/28(土)ストレイテナー@台北THE WALL

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いくら土曜日とはいえ台湾だなんて行けるわけない、ツアーファイナルが台北と知った時にはそう思い諦めていたのにツアーを何度か観るにつれ「これ(台北ワンマン)は私、何としても行かなくちゃだめなやつだ!」と、ビビビッと何かを感じ取り、無茶苦茶なスケジュールを組み、休暇も取らずに大好きなテナさんの勇姿を観るため海を越えてきた。

 

 

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ライブが行われたのは台北市内のTHE WALLというキャパ600~700人ほどの日本では中規模くらいのライブハウス。建物の地下に位置するのだけど、圧迫感がなく、キレイで快適なハコ。段差が複数ありステージの高さもあるためかなり観やすい。

 

開演は20:00ということで、10分前に中に入ったのだけど、中はなかなかの埋まり具合。緊張の糸が少しだけほぐれた。他の人の感想から察するに7割弱埋まっていたのかな。すごいね。

 

開演時間をほんの数分過ぎて、いつものSEが流れて四人が出てきたときの歓声ったらもうね。待ち焦がれていたのがありありと伝わってきてたまらなくなるんだよ。

1曲目はもちろんの『The World Record』でスタート。

曲中にやっぱり歓声が上がる。腕もあがる。四人とも嬉しそう、、?台湾やっっっばい。

立て続けに演奏した『DISCOGRAPHY』も熱気がすごいんだ。

 

そして3曲目の『VANISH』ではひなっちのエロイ煽り連発。ひなっち側の盛り上がりのアツさ…!4曲目の『SAD AND BEATIFUL WORLD』のおじぇギター。こっちも盛り上がるね。

それから『Yeti』から『Wonderfornia』の繋ぎ、やっぱり国を超えてみんなでわーっとなっちゃうんだな。あれ、地味に嬉しかった。私もあの繋ぎがとってもとっても好きなんだ。ここの、『Yeti』『Wonderfornia』『Breaking Ground』のブロック、どれもドラムがお気に入りなのでシンペイさんばっかり凝視。前のめってるドラムにめちゃくちゃテンションがあがる!!!シンペイさんのそういうドラムがたまらないんだ~。

 

で、個人的にお気に入りソングの『瞬きをしない猫』も演奏してくれちゃうし、その後のクールダウンタイムの3曲はこの空間で聴くといつも以上に沁みて涙がボロボロと。

このハコの音響はあまり好みでないなと薄々気づいていたのだけれど(PAの問題?)、アコギも使わなかったけれど、それでも『彩雲』でのホリエさんの声と自分の位置から見える景色とがあまりにも素敵でそういう何もかもどうでもよくなってしまった。最後のほうの、サビでの休符。そしてそこからのドラム、これがまた良くって。

台湾のファンがとても大切にテナーの音を受け止めているのもこちらに伝わってくるのですよ。

切り取って保存しておきたい場面だった。

 

『78-0』は日本と変わらず激しく美しい演奏で、その次がまさかの『SIX DAY WONDER』。ツアーで聴けると思っていなかった。なんでやったのかはなんとなくわかる気がしたんだけど、それはまた後で。

自分にとっても思い入れのある曲だったので喜びも一入。はー。

 

その次に演奏した『冬の太陽』は、昨年秋頃から何度もライブで聴いてこれたものの、ツアーファイナルということもあり、このツアーを待ち侘びて「早く冬が来ないかな」とワクワクしていた日々を思い出して最初はしんみり聴いてたんだけど。。。

どの部分だか忘れたけど(曲の終盤かな?)シンペイさんとひなっちが最高の笑顔を交わして最高の表情で演奏を楽しんでいることに気付いたとき、嬉しさのあまり涙が止まらなくなった。だって、あの笑顔はずるいよー。そんな顔して好きなミュージシャンにステージに立たれたら誰だってぐっとくるさ。

こういう瞬間を観てみたくてここまで来てしまったのだろうなと。無理したのは間違ってなかったなと。確信した瞬間です。

泣いているようなギターを弾くおじぇがこの曲では大好きで、この日もめちゃくちゃかっこよかった。なんとなく嬉しそうな(なんとなくなんかじゃないと信じてる…!)表情だしそこも最高にステキだなと思って。

もう、脳みそがパンクしそうなくらいに1曲のたった数分の中にいろんなものがギュッと詰まってた!

個人的に台湾でのMVP曲かもしれない。

 

終盤の『Melodic Storm』だって何度も聴いているはずなのに、フロアの盛り上がりと四人の幸せそうな表情といつもと変わらぬ演奏にひたすら喜びを噛み締めた。

終盤のひなっちと向き合ってギターを弾く大山さん。このシーン、何度観ても泣きそうになるんだよね。大山さんが前に出てくるとそれだけでフロアがわっとなるし、愛されてるのを感じてエモくなるもんね。。そんな風に弾いてくれてありがとうーーーって、そんな感じ。楽しそうなんだもん。

この曲の盛り上がりもこの日は特にたまらなくてびっくりするほど眩しかった。太陽のような明るさじゃないんだけど、このまばゆい光の射す感じにくらくらするー。

 

アンコールではお馴染みのホリエ画伯によるイラスト入りイエTの着用あり。

台湾で流行っているというふなっしーのイラスト。「ホンモノよりかわいい」と自分でのたまいながらも「かわいいかわいい」とファンに言われ「嬉しくない!」と照れ笑う?ホリエさん、お茶目だった…。笑

この時に台湾のファンの子がホリエさんに横断幕を渡したんだった。

台湾のファンからのメッセージ入りの、思いの詰まった横断幕。もう、台湾のファンが愛しすぎるよね。どれほどこの日を待ちわびたのか、どれほど母国でワンマンが観れることが嬉しかったのか、そこを想像するとこっちまで心から嬉しくなっちゃってね。

その後のアンコール2曲は最高の気分で楽しんじゃうよー。

これまた大好きな『REMINDER』もやってくれちゃうしね。

 

そしてそして、もしかしたら、、とうっすら期待していたダブルアンコール…!ファンの思いに応えてくれたー!!!泣

最後まで躍らせようと、『KILLER TUNE』で〆。

ピョンピョンしまくった。

たのしかったーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

●セットリスト●

01 The World Record

02 DISCOGRAPHY

03 VANISH

04 SAD AND BEAUTIFUL WORLD

05 クラッシュ

06 シンデレラソング

07 Yeti

08 Wonderfornia

09 Breaking Gound

10 瞬きをしない猫

11 シンクロ

12 放物線

13 彩雲

14 Super Magical Illusion

15 Asshole New World

16 BERSERKER TUNE

17 78-0

18 SIX DAY WONDER

19 冬の太陽

20 A LONG WAY NOWHERE

21 Melodic Storm

22 From Noon Till Dawn

EN01

01 羊の群れは丘を登る

02 REMINDER

EN02

01 KILLER TUNE

 

台湾のファンのあたたかい反応は想像していた以上のもので、メンバーも嬉しかったんじゃないかなぁと思いを巡らせてる。おじぇはご機嫌そうに思えたし、ホリエさんはぐっときてるような顔を見せるし、ひなっちは超ニコニコしてベンベンとブイブイと鳴らすし、シンペイさんはいつも以上に力強い、泣きながらも笑いたくなるような前向きなドラムを叩いてるし。なんなんだよもうー。良かったところが多すぎて書き尽くせないな。

セットリストは個人的に、日本でテナーのライブに通っていたらだいたいひととおり聴けるであろう曲を決して外さずにちりばめてくれてる気がして、そこに彼らの台湾のファンへの思いがしっかりと詰まっている気がした。定番曲を外さないという愛情表現もきっとあるんだよー。

 

日本語の通じる人も多くはないだろうに、どの曲をやっても反応があって、日本語を使ったMCでも反応は良好で、ステージとフロアとの壁が消えているというか、うまく言えないけど、ちゃんと音で通じていることがめちゃくちゃよくわかって、音楽は言葉を超えるんだと、月並みな表現だけどそう思ったのでした。自身が日本で海外ミュージシャンを観てもそんな風に思わないのに、この夜はなぜかそういうことをどうしても考えてしまった。

 

月末だし年度末の会社が3月は多いこともあり、来たくても来られなかった日本のファンもたくさんいたと思うのだけど、また次、台湾でのライブは実現するんじゃないかと期待せずにはいられない。それくらい未来を感じさせてくれる海外初ワンマンだったよ。フロアにゆとりがあるライブが私は大好きだけど、テナさんのライブはいつもどこでもソールドアウトしてほしいよ。

もっと多くの人に、いろんな土地に、テナーの音楽が響くといいなー。