音楽。日常。ビール。2

好きな音楽や興味関心のあることについてだけ。

12/11(木)~帰りの会~米津玄師@恵比寿LIQUIDROOM

待ちくたびれた米津玄師の㈷初ツアー@東京。

6月に観たときからずっと「年内にツアーをやってほしい」「メンバーのスケジュール的に冬はありえそう」と、友だちとあれこれ話していたので、こんなに嬉しいことはないよって気持ちで恵比寿へ。

このライブも倍率が20倍だったとどこかの記事で読んだのだけど、東京だけか?20倍以上だったと思うんだよね。そのくらい厳しかったー。頼んだら快く協力をしてくれた友人知人等にほんとうに感謝しなくちゃ…。

 

前回に続き、今回もまさかの一番前。でもって下手の須藤さん側中央。

こんなに幸運って続くんだね。鬼のような私の執念がいろんなものにまさったのかしら。

 

ライブは定刻から5~10分ほど遅れてのスタートだったかな。

今回もdioramaの「街」からスタート。この曲始まりってのが本当にいいんだ。

じわじわとステージとフロアの隙間が埋められていくような気がして。

 

2,3曲目はアップテンポの「LDY」と「MHL」。

この二つの堀ドラムがバシッと決まっていてとてもかっこよかった。

その後も7曲目までアップテンポが続く。

5曲目の「駄菓子屋商売」はハンドマイクじゃなくなっていた…!

ハンドマイク片手に自由にゆらゆらと妙な踊りをする米津君は魅力的だったのにな。笑

MCでちょっと中島君をイジってから、ライブで初めてお目にかかる「眼福」。

これがこの日の中でも特に輝いていた一曲。

それまでの激しさは消えて、しっかりと丁寧に歌い上げてくれてぐっときた。

 

そしてこの日の個人的ベスト曲、11曲目の「アイネクライネ」。

映像は前回も使っていた色が混ざっていくキレイ目なもの。

この曲での米津君のギター、決してうまくはないんだけど、優しくて伝わってくるものがあったよ。サビ前の堀君のドラムのキメも最高だった。

こういう曲でのまっすぐに伝わってくるあたたかいものにドキッとする。

巧さを凌ぐものって絶対にあるんだよー。

 

この直後のMCで、ひとつひとつライブを積み上げていきたくて、こうやって代官山UNIT→恵比寿LIQUIDROOMと少しずつキャパを増やしてステージに上がっているという旨の話を。また、ライブをやっていて楽しい、ツアーが楽しい、という話もあり。

 

ライブすることが楽しいと米津君に言われると、どうしようもなく嬉しくて飛び上がりそうになるのはなんでだろうな。

 

その後は「ゴーゴー幽霊船」から怒涛のアップテンポなナンバーで駆け抜けるように演奏を続けてくれたんだけど、須藤さんのベースと煽りがうまい具合にバンドを引っ張ってくれてるみたい。

14曲目の「パンダヒーロー」にはイントロのドラムの三三七拍子から変な声を漏らしてしまったよ!だって、ネタバレを必死に避けていたし、こんなに早くにボカロ曲をライブで卸してくるだなんて思いもしなかったから。

この曲を演奏してくれたということにもだけど、この曲の高速ドラムを叩いた堀君に感謝。でもって、こんなにBPMの速い曲のギターを弾ききってくれた中島君に盛大な拍手を。あれ、実はすごいことだと思うんだよ。

 

この曲で嬉しく楽しく腕をあげて笑った後、本編は「WOODEN DOLL」で〆。

合計15曲。濃い。

(次で最後だと話し、フロアから悲鳴?があり、それを静止させる身振りをする米津君、あれ絶対楽しんでるだろ。お茶目な人だなー。)

 

アンコールは新曲の「Flowerwall」、「ドーナツホール」「遊園市街」の三曲。

新曲ではベースの須藤さんがシンセサイザーを使用していて新鮮だった。浮遊感のあるサウンドで、一聴しただけだとなんとも言えない感じ。歌詞がストレートで愛を歌った曲みたい。

最後の最後は「遊園市街」で〆てくれて、嬉しかったな。前回とは異なり、今度はちゃんと、この曲を演奏する意味、重要性を噛み締めながら聴けたから。

にしても、十代でこの曲を一人で作ったって、すごいよなぁ。

 

セットリストは以下の通り。

●セットリスト●

01  街
02 リビングデッド・ユース
03 MAD HEAD LOVE
04 しとど晴天大迷惑
05 駄菓子屋商売
06 百鬼夜行
07 ホラ吹き猫野郎
08 眼福
09 メランコリーキッチン
10 vivi
11 アイネクライネ
12 ゴーゴー幽霊船
13 TOXIC BOY
14 パンダヒーロー
15 WOODEN DOLL
EN
01 Flowerwall(新曲)
02 ドーナツホール
03 遊園市街

 

米津君の表情が前回にも増して掴みづらかったこと、PAの関係からか大切なボーカル音量が控えめだったことは残念だったけれど、悪くはなかったのかなー。

アップテンポでのブレはこれからライブ慣れしていけばよくなりそうだしね。

セットリストから「乾涸びたバスひとつ」が消えたことは惜しいけれど、また演奏することもあるかもしれないし、新たに卸す曲もありそうだし、まだまだ期待しちゃう。

2015年はさらに素敵なライブをやって、私を困らせてくれるといいなと心から願うよ。これだけ期待させてもらえるミュージシャンがいてくれることが嬉しくて嬉しくて。

好きだー