12/28(金)フジファブリック@日本武道館
今更ながら、このメモリアルライブの感想を。
この日は他に行きたいライブがあったというのもあるし、何より好きかどうかも自信のない自分が観に行くことにとても抵抗があり、前日まで何日も何週間もそれこそ何か月も?もやもやしてた。
結局前日に「やっぱり行かなくちゃ」と気が変わってチケットを譲っていただいて当日を迎えたのだけど。
行ってみたら開演前から緊張しすぎて気持ち悪いし始まったらその景色の美しさに泣きすぎて頭は痛いし最低だよもう。
でも、そんなことより3人+ボボさんが本当に本当にかっこよくて、変わるものも変わらないものも全部ひっくるめて愛しいなと思ってしまって。
加藤さんの相も変わらず穏やかに静かに鳴らすベースも、
ダイちゃんの時に繊細で時にアグレッシブで観てるだけで心躍る鍵盤裁きも、
総君のたまーにクセの出るボーカルも曲によってギタリスト然りとなるその本性?も全部全部良かった!!!!!
メンバー自身がフジファブリックというバンドが好きだというのがこちらにもよくわかるようになったのは5周年ツアーあたりだと勝手に思ってたんだけど、やっぱりそうなんだよね。これをはっきり聞けたことは相当嬉しかった。私にとってはちょっとしたボーナスのようだよ。
知らない曲が増えたけど、もう一度追いかけてもいいかなって思える曲も見つかって。なんじゃこりゃって曲もあった。それでいい。
笑いが止まらくなるようなちょっとズレテル演出もあったけど、それこそフジファブリックらしいなと思って嬉しくなった。
四季盤からのスタートというのもよかったし、桜の季節でのみんなの表情は絶対忘れたくない。茜色の夕日での粋な計らいには、フジファブリックというものへの拘りというか、ここだけは曲げたくないという信念のようなものも感じた。
武道館ライブの敷居が低くなっていることは常々感じているけれど、この武道館ライブは私の中でおそらく一番。
二階後方で落ち着いてステージとフロアと眺められて本当に良かった。
素晴らしい景色を見せてくれたフジファブリックに手が痛くなるくらい拍手を送りたい。しあわせ。