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音楽。日常。ビール。2

好きな音楽や興味関心のあることについてだけ。

6/27(金)米津玄師 Premium Live"帰りの会"@代官山UNIT

music 米津玄師

だいぶ暗めの照明で、ステージがぼんやりとする中、メンバー登場。

相当至近距離にいるというのに、彼の顔や表情が掴めない。

 

1曲目の「街」がライブの導入のようで、とてもいい。

記憶違いでなければVJアリだった。

このハコってことは、どこかで多少はVJつけるよねって、そんな期待もあったからそれが叶ってひとり大興奮だった。

2曲目の「LDY」のまるっこい音はおそらくステージ上手側にある二台のマックから出ていたんだよね。

2番のAメロや間奏ではベースの須藤さんが手拍子を煽っていたような気がする。

 

3曲目の「MHL」後に一度MCを。軽く挨拶。

歓迎ムードのオーディエンスにステージ上のメンバーの顔が綻んでいた。

米津くんに関しては、前髪でこのときは表情がわからず…。

ただ、そのときには早くも首元が赤らんでいた米津くん。体力は持つのか?

最後まで歌っていられるのかとほんの少し不安になったよ。

 

それから怒涛の攻めの楽曲のブロックスタート。

4曲目の「駄菓子屋商売」ではギターを持たず、腕をゆらゆら足でリズムを刻み不思議な踊りを披露する米津君。彼は手足が長くすらっとしているのでこういう動きが様になるね。

怪しくて素敵だった。そして須藤さんのベースラインもこの曲はかっこよくてまじまじと眺めてしまった。

 

5曲目の「百鬼夜行」に6曲目の「ホラ吹き猫野郎」は勢いがあってかっこいい。

この2曲はリズムがいいんだよね。

歌詞のミスがあってもそこはまぁご愛嬌ということで。

ライブ慣れしていないからだろうけど、高音は出しづらそうというかあまり出ていなかった。

 

ここでまたMCがあり、上手ギターの中ちゃんこと中島君のさつまいも色のテレキャスターについて。

紫色のギターってたしかにあまり見たことないかも。

 

それから次のブロックへ。

7曲目の「海と山椒魚」は本当に大好きな曲なのでやはり嬉しい。

コーラスは両サイドのお二方が歌っているんだよね。

サビの最後の声を伸ばすところはライブでも健在で(声の伸びはライブでもそんなに悪くない)、ココが特に好きだ。

目を瞑って聴きたくなる曲。

8曲目の「vivi」ではVJが使われていて、モノクロに近いシンプルな映像がもの悲しさを醸していてよく合っていた。元々どこかで使っていたものかな?個人的には少女のPVより好き。

9曲目の「メランコリーキッチン」のカウベルは一部メンバーが叩いているんだっけ?

新代田のライブのときには誰かがステージに置いてるところを目撃した気がするけど、このライブのときはそれすらわからなかった。

この曲はドラムが軽快でライブでも堀君がかっこよかったー。

間奏部分では手拍子が起こった気がする(気のせい?)。

10曲目の「乾涸びたバスひとつ」にはやられてしまった。

バンドで鳴らすこの曲いいね。歌い方もCDより現在の米津君の歌い方に近くて、よりリアルで。ゆったりだけどアツくてぐっときましたよ。

次の「アイネクライネ」はVJが美しかった。青と黄色のインクが混ざり合って、藍色の闇が切り裂いて、ピンク色になって、空が見えて?っていう流れが基本だったはず。曲の印象にとても似合っていて、歌詞をより噛み締めて聴けたよ。

藍色からピンクに変わる瞬間だか前だかの映像に横向きの幼児の輪郭を見たんだけど、私の目の錯覚かな。

どこでも言及してる人を見かけない…。

もうひとつこの曲で私の言いたかったポイントとしてギター!

この曲では米津くんがメインのギターを弾いていたと思うんだよね。

イントロのギター、ちょっとこっちが緊張しながら聴いちゃったけど、なかなか良かったよ。

 

この曲の後に行ったMCが印象的だった。

こうやって人前でライブをするに至った自身の心境の変化を話してくれた。

今は聴いてる人のために音楽を作っているとのこと。

ステージの上からだと一人一人の顔がよく見えると話していた。苦手意識のあったライブも今楽しめているというニュアンスのことも言っていたし、「音楽をやってきてよかった」と、ありがとうという言葉もあった。

 

このMCを話す前から、どのタイミングだかまでは覚えていないんだけど、米津くんの顔がわりと見えるようになっていて、ライブをやっていく中で心がどんどん開いていくものなのかなと勝手に思ったよ。

たまに嬉しそうな表情をするのが見えていたし、どんどんバンドとして生き生きしていってるなと感じられたし。

そんなちょっと、こちらが泣かずにいられないようなMCの後に、敢えて?のリズミカルなアガれるナンバー「しとど晴天大迷惑」。

よくもまぁこんな文字数を歌いこなすよなーと聴きながら考えてみたり。

ギターのリフがこの曲は好き。

それからライブで三・三・七拍子をパンパンパンっと鳴らすことってそんなにないので、これが非常に楽しい(笑)

 

「ゴーゴー幽霊船」はライブだととてもかっこいい。

CDも悪くないんだけど、ワンツースリーフォーのカウントとか、サビ直前とか、いいな。同期もあるから再現できるんだとは思うけど、これはバンドの生の音で味わえて特に嬉しかったひとつ。

米津君が面白い動きをしていたらしいけど、私は残念ながら覚えていない。

 

14曲目の「TOXIC BOY」でさらにノリノリに。

この曲が終わるといよいよきたかと本気で落胆しそうになるMC、「次で最後の曲です」と米津君の口から聞かされる。

もちろんオーディエンスは不満の声をとても大きく漏らすのだけど、米津君は宙で手をひらひらさせて、「いやいや。困らせないでください。」と。

オーディエンスの本音がよく伝わったようで、冗談交じりにそんなことを言いながらも、かなり嬉しそうに口元は笑ってたよ。

これがライブのいいとこだよ米津君!笑

 

本編は「WOODEN DOLL」で〆。

やっぱり明るい曲で〆るよね。この曲ばかりは最後だからかほんの一瞬に感じられた。

良かったはずなんだけど、細かいところを思い出せず。

 

メンバーが一度捌けてからアンコールなんだけど、メンバーがステージ袖に消える前に大きな拍手が鳴りやまず、そこからアンコールへの手拍子に続いたような具合。

声に出して「アンコール!アンコール!」と叫ぶ人もいて、私のふだん行くライブハウスではそういう人は皆無だから、やっぱり新鮮でなんだか嬉しかった。

ライブにあまり行かない層がこうやってライブハウスに足を運んでるんだなーと。

幾つかの層の混ざり合う空間になってることに特別感があって。

 

で、アンコールではメンバーがグッズのTシャツを着て登場。米津君は本編での民族衣装のような長袖で丈の長いチュニック風の服とは打って変わって、黒いTシャツに黒いハーフパンツ(若干丈は長め、生地が二重?)という出で立ち。

なんというか、ごく普通のスタイルのいいバンドマンの兄ちゃんという感じで、少し可笑しかった。人となりをまったくと言っていいほど知らないのだけど、ちょっとばかり神秘的な人という印象があったもので。

 

アンコール1曲目は「サンタマリア」。

音作りからして仕方がないのだろうけど、同期に頼る部分が大きいからかあまりライブハウス向きではないと感じた。

曲自体は素敵だし、本人の思い入れもあると知っていたのでこのタイミングで聴けたことについては嬉しかったけれども。

 

ここでメンバー紹介があったのかな。サポートの3人に関しては説明があったけれど、自身の紹介はなかったよね。謙虚なのかな?

 

次に「ドーナツホール」、「遊園市街」を間髪入れずに演奏してライブは終了。

私は恥ずかしながら、「遊園市街」を聴いたことがなくて、『diorama』にこんな曲あったっけ?あれ?と混乱してました。

とても思い入れのありそうな選曲だったようで。後々調べてちゃんと『official orange』を買って聴いてみたよ。

 

セットリストはこちら↓

0627米津玄師@代官山UNIT

01 街

02 リビング・デッド・ユース

03 MAD HEAD LOVE

04 駄菓子屋商売

05 百鬼夜行

06 ほら吹き猫野郎

07 海と山椒魚

08 vivi

09 メランコリーキッチン

10 乾涸びたバスひとつ

11 アイネクライネ

12 しとど晴天大迷惑

13 ゴーゴー幽霊船

14 TOXIC BOY

15 WOODEN DOLL

 

EN

01 サンタマリア

02 ドーナツホール

03 遊園市街

 

そんな感じで米津君の初ワンマンは終わりましたー。

セットリストがよく練られていたし、このライブに賭ける彼の思いはこちらが測れるものではないんだろうなと個人的には思った。

一番初めに『diorama』の1曲目を持ってきて、ボカロ名義のときの初めて自身の声で歌った曲を最後に持ってきたというのはとても意味の大きいことなんでしょう。

ギターが危なっかしかったり、音のまとまりがぎこちなかったりということも、少しあったけれど、そんなことが気にならないくらいに彼の楽曲はライブで輝いてる。 楽曲、リズム、歌詞、言葉の選び方などあらゆる面ですごい人だなと思っているけど、それらの魅力をより魅力的に多くの人に伝えることが米津君ならできるだろうと考えてしまう。 まだその過程なんだよね。そこが私のおもしろいと感じる部分でもあろうけど。

 

このライブを通して、彼の「聴いてほしいんだ」という思いは確かにこちら側に届いていた。

そしてこちら側はみな「もっと聴かせてほしいんだ」と願ったと思う。

 

ライブでの彼の楽曲・歌のメキメキ成長していく姿は多くの人に見てほしい。

『diorama』の曲なんて、バンドで4人で鳴らした音はよりリアルというか肉体的で、じわっとくるものがある。

CDもいいけど、ライブはもっといいものなんだよ。

まあ、ライブは米津君がこれからどんどん積極的にやってくれることを祈るしか今のところできなくて歯がゆいんだけど…。

本当に本当に多くの人に望まれてステージに立っているということを一人の客として実感したライブだった。

10年代のミュージシャンとして彼には格別期待してる!