音楽。日常。ビール。2

好きな音楽や興味関心のあることについてだけ。

8/8(土)カクバリズム夏祭り@恵比寿LIQUIDROOM

出演ミュージシャンはDJも合わせたら10組以上いたのかな。

私が観たのは順不動で以下のひとたち。

思い出野郎Aチーム、YOUR SONG IS GOODあだち麗三郎、片想い(シークレット)、cero、スカート

普段ライブに使わない狭いスペースも会場として使っていたんだけど、ほんとうに狭い。。

仕方がないんだけど、観たくても入りきれず観れないものが多々あった。ざんねん。。

 

スカートのライブを観たのは二度目だったんだけど相変わらず超ポップで楽しい。メロディが抜群に良いんだよね。いろいろと余裕があればちゃんとワンマンなどにも行ってみたいんだけどな。

 

思い出野郎は実を言うと初めて観たんだけどおもしろかった。ただメンバーはなかなかいい歳のおじ…お兄さんたちなんだな。。

 

片想いは今年二回目。ライブの数は少ないけれど、ひとつひとつを濃く、とても楽しい時間になるようにぎゅっとなにか詰め込んでくれてるのかなと思う。

この日も時間は30分にも満たないほどであっという間だったけれど、人が多すぎて窮屈だったけれど、こころが満たされた。セットリストはたまにしかやらない曲も入っていたような(おぼろげ)。

 

ceroのライブも短かったものの、やっぱりLIQUIDROOMと彼らの親和性はさすがなもので(と、私は以前から勝手に思ってる)、ワンマンと比較して「あれ、、?」とがっかりすることもなく、いいライブをしてたと思う。曲はフェス向けセットに変わっていた気がする。街の報せを再び演奏したのはこの日だったかな?

 

トータルで言えばいいライブを観れて楽しめたんだけどリキッドに昼から夜までずっと居続けるのはしんどかった。長丁場イベントは安易にチケットを取るべきでないなー。

8/2(日)RIJF2015②@ひたちなか海浜公園

スピッツを観終え、久々のソイルのライブでこういうのも楽しいんだよなーとゆるく踊り、いよいよの米津君の初・夏フェスステージ。

入場規制があったのかは知らないけれど、溢れんばかりの人がPARK STAGEに押し寄せてきて、私もかろうじてステージが見えるかなというステージ向かって下手にスタンバイ。

いつもどおりのSEにのってこれまでのツアーと変わらぬメンバーで登場。陽は落ちつつあるものの完全な暗闇にはなっておらず。

米津君はまたしても白装束。笑

 

序盤から幽霊船→駄菓子屋商売と攻めてく米津くん。駄菓子屋のときの煽りが自然というか、以前より様になっていていい感じ。

ボカロ曲が特に盛り上がってみんなの熱気がすごい。。

踊るというよりは指さしをやっているだけなのでなんだかなと思うけど、私が思っている以上にジャパンフェスに来るような十代の人たち誰もが知ってる曲を持っているのだなと。

何万再生とか言われてもその世界は私にはよくわからないものなので、こうして現実に熱狂している人たちを見ることで米津君の曲の影響力を肌で感じられるというのかな。。とにかくすごい盛り上がり。

米津君は歌詞が飛ぶところが時々あれど、なんとか勢いで乗り切っていった模様。

 

そしてみんなが待ち侘びていたであろうアイネクライネ。

ちょうどアイネ~を演奏するときに陽が完全に落ちて真っ暗闇になったんだよね。図ったのかというくらい絶妙なタイミング。そこでライブアレンジのアイネ~のぼんやりしたイントロ、ギター。完璧じゃないですか。

近くにいた女の子が泣きながら真剣に耳を傾ける様がとても綺麗でぐっときた。

個人的にもこれだけ大勢の前で演奏されるアイネ~を聴けたことには喜びが大きくて思わずホロッとした。フェスだとファン以外ももちろんいるはずなのでイヤな空気があるというか、なんだかなーと思う人がいることも往々にしてあるんだけど、米津くんはこのステージのトリだったこともあってか、彼のライブを心待ちにしていた人たちの想いがあちこちに落ちているのが感じられて、特にそれをアイネ~の時に感じられて、尺は短くとも来て本当に良かったなと思った。

というよりも、フェスに出るようになってくれてよかったなと。

 

締めは新曲のアンビリーバーズを。ネット上でもなく、リアルな、フェスというリアルな場所での新曲初披露にはまた個人的にぐっとくるものがあった。face to faceはやっぱり他とは違うと思うんだ。

歌詞は出てこなくなってこっちが不安になる場面もあったけれど、堂々としてステージに立ち、楽しそうにフロアタムを叩きそのスティックをくるりと滑らかに投げ捨てていて、いい状態でフェスに臨めているのだろうなと感じられた。

表情はあまりよくわからなかったけれど、声の調子も悪くなく、ライブの流れもスムーズでかなりいいライブだった。

主観が入るけれど、私が観た3つの夏フェスの中でダントツのステージでした。

その場にいられて良かったなー。

 

●セットリスト●

01 ゴーゴー幽霊船

02 駄菓子屋商売

03 メランコリーキッチン

04 パンダヒーロー

05 ドーナツホール

06 マトリョシカ

07 アイネクライネ

08 アンビリーバーズ

8/2(日)RIJF2015①@ひたちなか海浜公園

5、6年ぶり二度目のジャパンフェス参加。

灼熱地獄で他の夏フェスよりつらかった記憶があって、もう行くことはないかと思っていたんだけど、なんと米津君が今年は夏フェスに出ることが決まり、しかもそのひとつめがジャパンフェスということで、これは無理してでも行くしかないと。即決断。

 

都内からの日帰りバスツアーを利用しての参加にしたのだけど、これがかなり快適で。

帰宅時刻は遅めになるけどこれは使えるなーと。

 

個人的なタイムテーブルは以下のとおり↓

在日ファンク@PARK STAGE→きゃりーぱみゅぱみゅ(音のみ)@GRASS STAGE→くるり(音のみ)@GRASS STAGE→水曜日のカンパネラ@BUZZ STAGE→スピッツ@GRASS STAGE→SOIL & PIMP SESSIONS@PARK STAGE→米津玄師@PARK STAGE

 

米津くん友達のお姉さんと合流してビールを飲んだりチキンを食べたり、まったりしながら合間にライブを観るという。以前の自分なら観たいもの多さにこんな風に楽しむことはできなかっただろうなと思うので歳を重ねるってこういうことかなーなんて。

翌日仕事のため守りに入っていたことは否めないけど。笑

 

在日ファンクは前日行った荻窪のベルベットサンという小さなお店でサックスを弾いてたゴセキさんが在籍していて、前日とのギャップにやられた。どんな会場でもお客さんの数が何百倍も違っていても同じくらい素敵に演奏するゴセキさん最高だな。。

相変わらず曲はあまりわからないけど楽しいライブだった。ハマケンかっこいい。

 

くるりは私でもわかるような名曲をバンバン演奏してくれて、歩きながら、シートでやすみながら、じーんと浸ったり。

 

水カンはたしかこのフェスで観たと思うんだけど(エゾと勘違いしてる?)。。

コムアイちゃんの自由奔放さと美しさのギャップ、良いよね。そして何度も言いたくなるけどこのトラックの良さよ、、!夜向きな気がしていたけど野外で観るのも悪くないなと思った。VJも即興で取り入れていて?おもしろかった。

 

スピッツは十年以上聴き続けて満を持してのライブ参加、、!フェスと言えども期待値高すぎて、大人げなく前方へ向かってしまった。

MCの自虐的なとことリーダーの過剰な動き?のベース、崎山さんの安定感ありすぎな仏様のような優しい表情で刻まれるドラム、最高ですね。マサムネさんそっちのけになるくらい田村さんかっこよすぎて好きすぎる。ああいう楽しそうに体を張って演奏する人が私は大好きなんだよ!!!リーダー!!!

 

セットリストもまた素晴らしくてね。フェスでのこの攻める感じ、それでもみんなの期待にはある程度応えるという、バランス感覚!さすがとしか。

友人から聴いていた打ち込みver.涙がキラリ☆に「これかー!」と感動したのもつかの間、ありふれた人生→インディゴ地平線って!

まさか聴けるだなんて思っていなかったけど、ありふれた人生の良さったらね。長らく聴いてなかったけど多くの人に知ってほしい一曲だし、嬉しかった。。

こういう情けなさもスピッツの大きな魅力だよね。

インディゴ地平線はどうノればいいのかわからないけど、そのわからない感じと、ぽかんとした客と、ひょうひょうと演奏するメンバーの温度差のようなものがちょっと笑えた。インディゴ地平線も名盤だし、ノれないけど味のある曲なんだよ、、!

その後の初・生チェリーも感動したけど、擦り切れるほど中学生の頃に聴いた8823がたまらなく嬉しかった。けもの道も。

それなりに特別な思い入れのあるミュージシャンを敢えて観ないまま五年、十年と年を重ねて何かのきっかけに観るというのもいいなと思った。お互いに元気だからこそようやく訪れた数十分なんだけどね。

言うまでもなく米津くんのおかげ。

 

●セットリスト●

01 恋する凡人

02 メモリーズ・カスタム

03 涙がキラリ☆

04 ありふれた人生

05 インディゴ地平線

06 チェリー

07 あなたに会えてよかった(小泉今日子

08 8823

09 野生のポルカ

10 チェリー

11 けもの道

 

長くなったので米津君の感想は②へ。

7/23(木)シンリズム@渋谷クアトロ

友人に誘われて観に行った弱冠17歳?の高校三年生シンリズムくんのワンマンライブ。

曲も聴かずにふらふらっと行ったのだけど、とてもよかった!

まずバンドメンバーが錚々たる方々で。鍵盤にイサオスキーいるし、見たことあるかっこいいギタリストだなと思いまじまじと見てみたらフジケンさんだし、ドラムはあまり詳しくないけどノーナの小松さんで、ベースが酒井さんという女性、パーカッションが西岡さんというお方。ギターが本当にステキ。。。

 

演奏はというと、基本的にシンリズム君は歌うだけ(もあったよね?)かギター+歌、ベース+歌なんだけど、ギターもベースもめちゃくちゃうまいし、様になる弾き方。

この人ほんとうに十代なのかという疑問が湧いてくるけどMCを聴く限り夏休みに入ったとのことだし、勉強もあるようだし、高校生らしい。

曲も高校生らしくないというか、最近の高校生だったらルーツは邦楽でそれに似せた音楽をやってそうなもんなのに、明らかにそのへんの若手と全然違う雰囲気やルーツを持っているのが伝わってきておもしろい。渋谷系に寄ってるのかなと感じたけれど、さほど渋谷系にも詳しいわけではないのではっきりしたことは私には言えず。

 

曲の展開がナチュラルというか、すごく気持ちよくからだに音が沁みわたってくみたいで自然とからだをユラユラさせたくなる感じだった。

見た目も地味目眼鏡な好青年(まだ少年?)で印象良すぎなのに声もほどよい甘さで悪いところを探すのが難しい。笑

 

次はちゃんとチケットを買ってライブに足を運びたいけど高校を卒業するまではライブ控えめかなー。

アナログとめちゃくちゃキュートなグリーンのTシャツを買ったのでいっぱい聴き、着倒したい。

まだ二十代のペーペーが言うのはおこがましいかもしれないけれど、若さとか瑞々しさとかってそれだけで素敵だな、と思うライブでした。

7/12(日)よしむらひらく@西荻窪ワンデンルグ

対バンライブは基本的に行けない、行かないという薄情者のため、前回は4月の同会場で観たライブという。本当に薄情すぎて申し訳なさがある。

このライブはリクエスト形式ということで、事前にこちら側がリクエストした曲とよしむらさんのよくやる曲とを半々くらい?演奏するというもの。

 

この日はお客さんが9人だったかな。それだけしか入らない超狭い会場なので仕方ないのですけども。

またしても一番後ろで私は観たような。あれ、二列目…?

空調の音が少しうるさめだったりしたけれど、前回同様とてもいい空気の中でよしむらさんは緊張しながらも?(普段演奏しないリクエスト曲ばかりなら一応多少の緊張はしているのでしょう、、!)穏やかな表情でギターを弾き声をたまに裏返らせて歌ってた。

私がリクエストした曲は「旅」「サマーナイツ/ハードレイン」の二曲で。「サマーナイツ~」はやっぱり厳しいかなあと思っていたんだけど、早々に演奏してくれてびっくりした。

歌詞だって覚えてるのかなぁ、何年やってないのかなぁ、なんて勝手に心配していたのに、歌詞を飛ばすこともなく、バンドとはまた一味違う弾き語りの良さを引き出したアレンジで。転調してギターを弾くところもギターをポンポンしてリズムを取って(たしかそんなだったと記憶してる)、それらしくなってて嬉しかった。。

大好きな曲が形は違えど生命を宿しているところを間近に観られるのは、それはもう死にそうなほどに嬉しい。嬉しすぎて直視できないくらいに興奮した。。しあわせ。

 

他の方がリクエストした曲たちも、やっぱりよしむらさんのつくる曲の中でもこの初夏に聴きたいような曲だったり、自分にとってもドキっとしたりチクっとしたりするような曲がかなり多くて。大満足。

新曲もよかったな。わりとできてすぐのお披露目になったんだっけかな?

このライブ、なんといっても(前述してるけど)この空気感が素晴らしくって、よしむらさんの音楽を愛しく思う人たちの思いと、それにちくそまじめに応えようとしてるよしむらさんの真摯さが相互作用して作られたなかなか他にない、珍しい空間なのです。

振り返ってもこの時間は自分にとってかけがえのない宝物になるのだろうなと、こう書いていても思えてくる。。ファンでもなんでもない人が見たら奇妙かもしれないし私みたいなのは笑われるかもしれないけど、この幸福感はほんとうに貴重なものなんですよ。

 

セットリストはブログから拝借したんだけど(友人に感謝~◎)、おそらくこちら↓

●セットリスト●

01 夕闇

02 カバー(泉谷しげるだったけ?違った気がするけど失念)

03 ラストナンバー

04 夜風に吹かれて

05 花咲く季節

06 the ballad

07 リリィときらめく世界

08 旅

09 忘れていた

10 サマーナイツ/ハードレイン

11 とんびの浜

12 しあわせ

13 heart

14 狐の嫁入り

15 海の見える街

16 キンモクセイの道の往き帰り

17 うごく こころ

18 ソングフォーミー

19 再会

20 ジュテーム

21 つきのうみ

22 it's love!!!!

23 新曲

24 夜に間に合うか

25 スピッツ

26 春

7/9(木)syrup16g tour 2015 "kranke"@NHKホール

ライブの1,2か月ほど前に発売された新作krankeが何とも言えないものであったために期待より不安が圧倒的に大きいまま迎えたツアーファイナル。

去年観たときのとてつもない歓びは味わえず、何とも言えない気持ちのままライブを観終えてしまった。不完全燃焼。何がいいとか悪いとかよくわからないけど、単純に新しい楽曲をライブで聴いてもかっこいいとも好きだとも思えなかったことが原因だと思う。

最新作を好きになれないだけならまだしも次の作品への期待を高めることもできなくなったらそれはもうその時点でファンとは言えないのかなーなんて考えたり。昔の曲はかっこいいのにねなんて口に出したくない。

好きな曲たちをこうして自分の耳で三人の空気まで感じながら聴けることは純粋に嬉しいんだけど、少し罪悪感みたいなものがある。待ち望んでの再結成、再びのツアーだったのにな。

微妙な感想になってしまった。

 

●セットリスト●

01 冷たい掌

02 生きているよりマシさ

03 To be honor

04 HELPLESS

05 Stop brain

06 My Song

07 明日を落としても

08 正常

09 負け犬

10 吐く血

11 Share the light

12 天才

13 真空

14 パープルムカデ

15 神のカルマ

16 Thank you

EN1

01 vampire's store

02 落堕

EN2

01 coup d'Etat

02 空をなくす

03 Reborn

 

7/4(土)cero"Obscure Ride"release tour@名古屋ダイヤモンドホール

どうしても東京ファイナルに行けそうになかったため無理して名古屋へひとっとび。

ダイヤモンドホールはフジファブリックで何年か前に来て、その後Re:mixでもう一度来て以来かな。横長だし立地も悪くないしけっこう好きな場所。

ソールドしたんだよね、たしか。名古屋でこの会場でソールドって相当なものだと思う。名古屋のお客さんって厳しいから。単純にceroすごいじゃん!と称えたい気持ちがまずあった。開演前からたくさんのお客さんがいることにそわそわ。ココ、名古屋だよね?って。

ライブはC.E.R.Oスタート。これかなり定着してきてる、、?

どの曲がよかったとかうまく書けないんだけど、全体を通して筋が通っているというか、新譜+よく演奏する曲たちで、すべてのアルバムからセットが構成されているんだけど、アレンジがちゃんと「2015年の現在のcero」になっている気がして、違和感のない自然な2時間弱のひとつのステージだった。

初めて聴けたナルコ~が特に嬉しかった。あらぴ、なんて曲を作るんだ。

大停電の夜にあたりからの終わりに向かう流れがとても良かった。

巧い具合にクールダウンさせられてくようで、何とも言えぬ心地よさ。

 

アンコールは選曲がもうナイスすぎて。特別好きな曲しかないという。

ダブルアンコールがこれまた初披露の特典CDR限定曲で、今回の公演からチャレンジしてみたそうな。

CDで聴いたほどディープあたまがぼんやりしていく独特の湿り気のある空気は感じられなかったものの、これから時間をかけてライブで熟成されていくのがとても楽しみ。

 

●セットリスト●

01 C.E.R.O

02 マイ・ロスト・シティー

03 Summer Soul

04 ticktack

05 Elephant Ghost

06 exotic penguin night

07 マウンテン・マウンテン

08 DRIFTIN'

09 Orphans

10 Roji

11 夜去

12 大停電の夜に

13 Contemporary Tokyo Cruise

14 Narcolepsy Driver

15 Wayang Park Banquet

16 Yellow Magus

17 FALLIN'

EN1

01 さん!

02 あとがきにかえて

EN2

01  街の報せ

 

なんとなくceroは野外や東京という場所で観たいバンドだけど、違った土地で観るのもまた新鮮でいいなと思った。どんどん変化していくceroというバンドも曲たちも頼もしいな。